フリートーク 

フリートーク


まい
「そーゆーことで! 男子諸君の目も再生したことだし、フリートークいこうよ!」

和馬
「俺らはナメクジかなんかかよ」

征史郎
「進むのはいいが、しかしその前にひとつ謝罪をしなくては」

まい
「謝罪??」

征史郎
「ああ。さきのアンケート及び人気投票だが、アンケート文面に表示したように、サイト側に設定ミスがあり、ふつう30分ごとに制限されていた投稿が1分ごとに投稿できるようになってしまっているサイトがあった」

征史郎
「そのために若干の不公平が生じたきらいがあり、投票数の是正を試みようかとも思ったのだが、最終的にはそのままにした」

七緒
「なんでですか」

征史郎
「ぶっちゃけ言うと、桐生くんへの投稿はサイト設定を戻した後も全く止む気配がなく、是正しようがしまいが順位結果は変わらなかったからだ」

レイ
“どんだけ愛されてるんですか桐生さん……”

つばさ
「はははは!! さすが僕!! もうお婿に行くしかないな!!」


「……まあ、こんなんでも好いてくれる方がいるってことね……」


「つばささんってば実は月の無い日にさらわれる可能性が一番高いお方かもしれませんねえ」

つばさ
「なに、茂みからバァアアアアアと出てきたお姉さまをそのままさらい返してやるさ」

征史郎
「さらい返すという表現は初めて聞いたな。和馬、犯罪者レベルで負けているぞ」

和馬
「てめーに刑法204条あたりに該当する犯罪行為を働く」

征史郎
「おいやめろ……まあともかく、サイト設定だけでなく、今回は色々と運営上の問題点が目立った。アンケート日時は発表日から2週間としていたが、発表日を書いてあるから終了日は書かなくていいだろうなどと妙な油断をしていたがために一部読者様を混乱させてしまった」

征史郎
「これについては、個別のお叱りメールにライターが直接お詫びのメールを書いたのだが、ここであらためてお詫びさせていただく。申し訳ありませんでした」


「そういうことなら、私たちも謝るわよ」


「ですね……」

一同
「「「皆さま、申し訳ありませんでした」」」




征史郎
「さて、フリートークだが、何か話題はあるのか?」

まい
「うーん、まあ共通の話題だし、デスゲームについてじゃないかー?」

つばさ
「みんな、デスゲームは好きかい!?」

ルナ
「キライ」


「嫌い」

七緒
「許されざるものかと」


「バカじゃないの」

つばさ
「……ああ、こうなることは分かっていたから先んじて地雷を踏んでやったんだ感謝しろ和馬!」

和馬
「なんなんだよテメーはよ!!」

まい
「にゃはははは、前はつばさが大介に頼られる立場だったけど、いなけりゃいないで不安定なんだにゃ」

つばさ
「バカな!? 熱血バカの不在など何するものでもない!!」

レイ
“あ、それならわたし、聞きたいことがあります!”

征史郎
「何だろうか鷹瀬さん」





・ギャグについて




レイ
“ソモ【ピー―――――――】って何ですか!?”

和馬
「…………」

征史郎
「………………」


「……………………?」

彩音
「なんじゃーそりゃー」

レイ
“ええええええ!? わたし以外全員知ってるんじゃないんですか!?”


「え、そっちは知らないの?」

つばさ
「8歳児までは一般的にソモサリアンを見られるって言われるのに?」

まい
「そろそろソモサリアンの増殖シーズンだよね!」

ルナ
「ソモサリアンはイデオラポリピアード化したのちどこに行くのか誰も知らないの」

和馬
「……ああ、そういうことか。あのソモサリアンね」


「ああ、レコモポラビリオンってそっちじゃソモサリアンっていうんですね」

征史郎
「いわゆるソモサリアン文学というものがパンデモン地方で創始されたというのは聞くが」

彩音
「邪神化したとしても……ソモサリアンには手を出せない……ぐぶぶぶぶ……」

レイ
“はあああ!? なんで急にソモサリアンへの深い知識が!? さらに謎が深まりましたよ!?”

七緒
「みなさんいったい何を言ってるんです……何かの比喩ですか?」

レイ
“あっ、向島さんも分からないんですか!?”

七緒
「ええ、一向に」

征史郎
「なるほど、このようにユーモアセンスに修練の余地がある人には通じないんだな」

つばさ
「そういうことだよ城本」

七緒
「ちょっ、聞き捨てならないですね!!」

レイ
“そうですよ!! わたしだって『ふとんがふっとんだ!』くらいは知ってます!!”

和馬
「……ギャグの面白さを分からない奴に説明するのって辛くねーか?」

七緒
「はは、どこがですか。『ふとんがふっとんだ!』は布団と『ふっとぶ』という動詞の撥音便連用形の発音が酷似しているところに修辞学的おもしろさがあるってことでしょう? すべての面白さというものは説明可能なはずです!」


「向島……みんながあんたを温かい目で見守ってるわ……」

ルナ
「ななお……かわいそう……!」

七緒
「なんだ、なんだこれ……」

つばさ
「サポートにもたまにこの質問来るんだけど、どう返すのがいいんだろうか」

征史郎
「いっそ全部解説したらどうだ」

彩音
「いちどやったことあるぞ……お互い微妙な感じになったがぁ……」


「まあ、我々も内省的になるべきでしょう。ぶっちゃけ問題は、それで笑えずに『?』ってなったお客さんが結構いたってことだと思うから、あくまで読者さんの立場に立った笑いを追求していくべきね」

彩音
「うんことかぶりぶりとか連呼してればいいのかー」


「自分基準で進めるなーー!!」

ルナ
「……ちがうの……ライターは本来ぶりぶり系の書き手なの……」

七緒
「下ネタなんて……いまここで最年少であるルナだって笑いませんよ」

ルナ
「下ネタは平気」

まい
「ガ」

レイ
“ガ”

ルナ
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


「えええええ!? なんなんですかその魔法!?」

彩音
「雄ヶ原弟と会わせてみたいにょ……」

征史郎
「ううむ、どうしようもない流れだ。やはり和馬と七緒が頭に便器をかぶって踊るしかないな」

七緒
「どこの文明なんですか」





・2つの作品のつながり




和馬
「あー、じゃあアレだ。2つの作品のつながりってのはどーだ」


「つながり、ですか?」

和馬
「そう。これも問い合わせ滅茶苦茶多いんだけどな、つながりがあるんですかーってな」


「竹井、それはすごくいい目の付けどころだけど、多分【ピー―――――――】だと思うわ、ほらやっぱり」

レイ
“あと、それについては【オサッシクダサイ――】でもあると思いますよ、ああやっぱり”

和馬
「なんのこっちゃだな」

征史郎
「ぶっちゃけてしまうと、『トガビト』は割と見切り発車で製作が始まった作品でもあるので、作品の繋がってるように見えるところは全部非公式なんだそうだ」


「ええええええええええ!?」

レイ
“そんなばかな!? 明らかに【ピー―――――――――――】てきたのに!?”

まい
「あと、『鈍色』って作品はちょっと【オサッシクダサイ――――――――】るからねえ、色々難しいんだよねえ」

七緒
「う〜ん……お察し下さいの件数が急増したことからも、危険な話題なのは明白ですね……」

つばさ
「いやいやでも非公式で繋がってるように書いたってことは、そう読むのは間違いじゃないってことだよな!?」

征史郎
「桐生は食い下がるなあ。まあ、そう見えたところはそう見えるように書かれている、というのは間違いないだろう」

つばさ
「はっはっは、そこまで引き出せれば充分さ」

征史郎
「というわけで、本件についてはこれ以上はノーコメント。あと、続編を望まれる話もかなりいただくが、こっちについても予定は全くないので、悪しからずご容赦いただきたい」

つばさ
「続編ねえ……正直ライターの頭がもう回らないっていうのはありそうだけどね」


「2本書いてみて色々分かったから次も書いてみたい、とか言ってはいたみたいだけど……」

征史郎
「え、そうなのか? 僕は聞いてないが」


「なんか『次は負けたらドラゴンに食われるファンタジーデスゲームをやりたい』と言ってTおじさんに却下食らってたわよ」

ルナ
「迷走してるの……!」

彩音
「おもしろそ〜じゃないか〜〜ファンタジーで推理小説とかもいっぱいあるんだぞ〜〜」


「ん〜まあそれも確かですが……良し悪しですねえ、ファンタジーにしただけで拒否反応出される方もおられますし……」

和馬
「ファンタジーだったら死人だって生き返んだろ、とかな?」


「ぬおおおおお!! これも【オサッシクダサイ】とか【オサッシクダサイ】とかが作った文化の弊害ですよみなさん!! ケータイにおけるRPG文化の最先鋒であるケムコはもっとシリアスなハイ・ファンタジーの可能性を探る必要がですね!!」

レイ
“それが読者さんの求めるものだとは限りませんよ?”

まい
「ん〜。作品の方向性については常に悩むねえ。ケムコとしての考えと、制作会社さんとしての考えも一緒とは限らないしねえ」

つばさ
「妙に実感のこもったような物言いだな水無瀬」

まい
「うん、でもこれ以上は【オサッシクダサイ】の話題になっちゃう」

征史郎
「まあ結局のところ、全部について予定は未定、ということだな」


「そういうことね」





・挑戦状について




和馬
「あれは失敗だったな……」

征史郎
「『トガビト』発売前日のラリッた状態でボスに言われてTake3でヤケクソで出したんだったな」


「ああ、あったわね……確かに何であんなにハードル上げたのかと思って」

レイ
“あれがケムコにできる精いっぱいの炎上マーケティングだったんですよね……”

つばさ
「結果はどうだったんだよ」

ルナ
「……よくわかんないみたいなの」

七緒
「まあ、メール等で反応はあったんで効果アリとみなされる可能性はありますけどね」

和馬
「またアレやんのかよ……」

彩音
「つぎやるときは ぜんぶん うんこぶりぶりになります」


「……なんか彩音先輩が受信しだしたわよ!?」

和馬
「やべえ、無関係な奴がドロドロに溶けて死ぬスイッチ押さないと」

レイ
“なんか『トガビト』勢のほうが圧倒的にはっちゃけてる気がするのは気のせいでしょうか”

征史郎
「陰気なツラして元気いっぱいがモットーなんだ」


「初めて知りましたけどっ! 常に私くらい元気にいきましょーよ!」





・今後の展開について




まい
「ま、そろそろ畳むころ合いなんじゃないかにゃー? 最後の話題?」

和馬
「そんじゃあ、Twitterなんかで少しずつリークしてるライターamphibianの新作について、色々予想を交えつつ話してみるか」


「まずはおめでとーですよ!! 予算がついたことに!!」

彩音
「めでたい」

レイ
“そんなわけで、今出てる情報をまとめてみたんですが……”





・新作はスマホ限定


・デスゲームもの『ではない』


・地球が爆発する(仮)





「どういうことなの……」

レイ
“最後の1個は置いとくとして、スマホ限定っていうのについては、これからの潮流としては避けられないんでしょうか?”

征史郎
「ITに詳しい奴が解説しよう」

七緒
「避けられない、ということはないです。いま業界は混沌としていて、いまだ持って携帯電話というプラットフォームも無視できない状況ですからね。いまスマホ限定で出すということには別の意味があります」


「というと?」

七緒
「いままでケムコのメインプロダクトはRPGでした。それは日本のゲーマー組成と携帯電話ユーザの性質的に比較的合った商品だったわけですが、そればかり作っていては成長は見込めません。そこで、アドベンチャーゲームがケムコの新しいメインプロダクトになる可能性があるかどうか、今もっとも活発なプラットフォームであるスマートフォン・ワールドで試そうというわけです」

レイ
“……なるほど、遠大な計画があるんですね”

つばさ
「で? 今のところ、可能性はありそうなの?」

七緒
【オサッシクダサイ】

つばさ
「……マジかよ」

七緒
「いえ、誤解はなきよう……評判は大変良いんです。見ての通り、Android版『トガビト』は平均でも非常に高い得票数をキープしています。しかし、なかなか数が伸びない」

七緒
「では、それが『デスゲームものだから』なのか? できが悪かったからなのか? 単にこれから伸びていくのか? 様々な可能性はありますが、とりあえず可能なうちに色々な手を打つ。次の作品も、その一手だと思っていただければ幸いです」

彩音
「それがちきゅうばくはつか」

七緒
「……中身については僕は知りません! とにかく、新規開拓とプラットフォーム移行はまた別の問題です。今はどこも手いっぱいなので携帯電話向けの展開はなされる予定はないですが、売れ方や反響から考えれば可能性は無いではないですね」

和馬
「そっちは様子見しかねーってこったな。じゃあ、次回作の情報はもうちょいねーのかよ」

ルナ
「……じつは、さっきライターからカンペ預かってきた……」

まい
「マジで!? よく巴が近付けさせたね!?」

和馬
「そっちの巴ってのはガーゴイルか何かかよ」

征史郎
「相変わらずファンタジー生物に詳しいなお前は」

ルナ
「ええとね……」





・全編amphibian監督、様々な面で「これまでと違う」を目指す


・文章量は過去最大


・ラブコメです





「……ラブコメなの?」

七緒
「そう書いてありますね」

和馬
「どうやってラブコメで地球が爆発すんだよ」

つばさ
「僕に聞かれても知るかよ。愛は地球より重いとか言い出すんじゃないのか?」


「…………」

レイ
“……実は、わたしと蓮ちゃんは、先日会ってるんですよね”

まい
「ほ? 誰と」

レイ
“新作のヒロインさんと”




一同
「ええええええええええええええ!?」




つばさ
「かわいかった!? かわいかったの!?」

レイ
“それはもう、かわいかったですよ! 関わるなら命の保証はできませんけど”

つばさ
「ナンダヨソレ」


「まあ、あの子が関わってるとなると滅茶苦茶な話にはなりそーですけどねえ……あ、ちなみにひそかにTwitterで共演してるんで、興味がある人は@KEMCO_OFFICIALのツイートを掘り返してみてくださいね!」

ルナ
「……まあ、この段階で詳細が語られるなんてみんな期待してないの。知りたいのは、それが面白いのかどうか……」

彩音
「おもしろいのかぁ〜……?」

ルナ
「なんともいえないの」

まい
「なんだそりゃあ!」

ルナ
「今ちょうど本編が書き終わりそうな段階で、ライターは気弱になってる……」

和馬
「そんなことかよ! 面白くしろよそんなもん」

彩音
「ぜんしょ します」

征史郎
「まただぞ。そろそろ切り上げたほうがよかろう」


「ま、いくらダメな書き手だろうが、私たちを書いた奴なんだから、私たちは一応応援しときましょうよ」

七緒
「そこはその通りでしょう。せいぜい頑張ってほしいものですね」


「男性キャラはどのくらい出てくるんでしょーね!?」

ルナ
「蓮がこわい……!」

フリートーク 


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