メイシア歴193年。
				新興国レオノール帝国は、隣国ユベールと戦争状態にあった。
				
				半永久的な「魔導力」を生み出す希少鉱石「エレメンタイト」の採掘権から端を発した戦争は、大国ユベールの圧倒的勝利と見込まれていたものの、帝国の奮闘により泥沼化。
				終結の見込みも立たぬまま、両国の内政は次第に疲弊の色を見せ始めていた。
				
			 
			
				
				そんなある時、帝国内において「ユニコニアン」と呼ばれる先住民族の少女を
				レオノール帝国軍の兵士が殺害するという事件が発生。
				
				帝国建国時に、奴隷と言う身分から解放されたはずのユニコニアンは、
				しかし、未だ差別という古い習慣を拭い切れておらず、
				頑なに犯人を庇う帝国に対し、ユニコニアンたちの不満が噴出。
				やがて発生したデモに対し、帝国軍は武力鎮圧という手段に出る。
				
			 
			
				
				この事態に対し、死傷者の拡大を恐れた皇帝の実子「ユーリ」は
				皇帝に直訴するものの、皇帝はそれをはねつけ、皇子を軟禁してしまう。
				
				これを知ったユニコニアンの指導者「オズワルド」は、
				ついにユニコニアンの真の解放を目指すべく「解放軍」を結成。
				レオノール帝国に対し、武力による解放運動の決行を宣言する。
				
				…つまり、レオノール帝国は内乱状態に突入したのである。