概要

その「呪われた地」は下野(シモツケ)の深い森の中に存在した
戦国時代、その地では二つの豪族が熾烈な領土争いを続け、
ある時の戦で、一方の豪族が魔物を召喚し、敵を倒そうとした
黄泉と現世の狭間より湧いて出た魔物は、次々と相手に襲い掛かった
しかし、人の生血を得て猛り狂ったそれらは、
呼び出した側をも襲い、終に両軍とも滅ぼしてしまう
魔物は戦場近くの洞窟に潜み、周囲は邪気により荒れ、
狐狸のみが住まう荒地となったそこは「戦魔ガ原」と呼ばれるようになった
‥‥時は流れ、徳川の治める時代が始まり、ニ十年余りが過ぎた頃‥‥

家康の霊廟(レイビョウ)である東照宮が建造され、日光参拝が盛んになると
戦魔ガ原を含む土地を治める大名の那須晴景にとって、その地は頭痛の種となる
江戸と日光を結ぶ街道が戦魔ガ原近くを走る。
参拝者が魔物に襲われることがあれば、
危険を放置したとして、幕府の厳しい咎めがあろう
晴景に土地の始末を命じられた執政達は、
魔物退治を土地の者にやらせるという案を採択した

太平の世となったが、戦場で使う力を持て余していた者が残っていた時代で、
そういった者を利用することで、政治家達は自らの腹は痛めない算段を立てたのである
こうして、魔物を根絶やしにした者に褒美をとらせる、
浪人は仕官を許し、市井の者には武家の身分を与えるという立札が立つと、
腕に覚えのある者が、一人また一人と呪われた地に集まってきた‥


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