改めて、ごあいさつ 

改めて、ごあいさつ



「ええと、バタバタしましたが……」


「とりあえず前説は済んでるみたいだから、全員ちゃんと挨拶! まずは『トガビト』組から!」


「うお!? 噂通り押しがお強い……ええと、なんかこんな腐った下級生にも関わらず1位など頂いてしまいました……! 雄ヶ原蓮です! 『トガビト』では『管弦部』の飯炊き係&和馬先輩の舎弟候補として頑張っております!」

彩音
「違うだろ〜違うとも〜舎弟は自分のもんだぞ〜〜〜〜っというわけで自分は彩音だー。名字は西城だが名字で呼んだら災いを呼ぶぞー。『管弦部』で唯一楽器を引いてがんばってるがー、この度『鈍色』の幼女を舐めまわすため召喚されたもよう……じゅるるれりら」

征史郎
「読者の皆さま、舎弟云々の意味が分からない場合は本編読了後に第2回コンテンツをご覧のこと。僕は城本征史郎という。『管弦部』の第六天デロデロ魔人として主に和馬の痛々しい言動にツッコむという役割を担っている。地味なポジションだがランキングに入ったことは喜ばしいな」

七緒
「その肩書きのどこが地味なのか……僕ですか、向島七緒と申します。『管弦部』ではこんな滅茶苦茶な方々にまとめてツッコミを入れる大変な役を担っています。責任重大です。もう少し竹井先輩には仕事をしてほしいです。あ、僕と雄ヶ原さんは高1、彩音先輩は高3なので御留意を」

和馬
「問題点が分かったぞ。この順番だと最後の奴が徹底的に弄られて反論できねえ! ……あー、まあさっきから出てるからアレだけど、『トガビト』の主人公で『管弦部』の部長、竹井和馬だ。いじょ」

レイ
“……なんだかアレですね、『トガビト』勢はちょっと落ち着いた感じですね”

まい
「そのぶんどっかおかしい気もすっけどね?」


「こっちは毎回おかしいくらいハイテンションだったわよね……まあいいわ! それが『鈍色』らしさでもあるでしょ! とゆーわけで、こっちも行くわよー!!」

つばさ
「              」


「なにごとよ!?」

まい
「い、いやー、ゴリラ呼ばわりされたんでついカッとなって陰で挽き肉にしちゃった♪」

レイ
“桜さん!! ルナちゃんがさっきの彩音先輩の発言に怯えて発作が!!”

ルナ
(がたがたがたがた!!)

七緒
「……何なんですか先方は。はっちゃけるのに体張りすぎでしょ……」

和馬
「俺らもWEBコンテンツでは邪神降臨とか好き放題やってんだろーが」


「もおおおお!! 全然進まないじゃない!! 桐生!! 軽薄バカの根性を見せなさい! 蘇生!!」

つばさ
「はっ!! 鷺ノ宮さんのツンデレボイスにより瞬間リアニメイテッド!!」


「あんたには絶対デレないけど?」

つばさ
「聞こえない聞こえない!! というわけで――ふははは!! 久しぶりだねレディース&マダムの皆さま!! ヤローの読者は死んでくれ! 『鈍色』より、2年B組の軽薄バカこと桐生つばささ! って誰が軽薄バカだ!! 実のところは理知的かつ思いやりに溢れた僕が1位を取るのは当然の結果だったと言えるだろう!!」

レイ
“……ええと、桐生さんにつっこむのはとても難易度高いんですが……すみませんスルーで! 基本的にみなさん高2な『鈍色』の中で唯一の1年生です、鷹瀬レイです。失声症を患ってまして、筆談で対応させていただいてます。今書いてるコレも筆談で……って、分かりにくくて申し訳ありません! 次、ルナちゃん、元気出して!!”

ルナ
「が、がんばる……! あの、『鈍色』より、2年B組、ルナ=エカルラート=月島です。クォーターで、みんなより歳は下だけど、海外でとび級してたから、今も高校行かせてもらってる……さ、桜、もういい?」


「よしよし、がんばったわね。私だけど、2年B組、鷺ノ宮桜よ。『鈍色』の男子2名と幼馴染って関係なんだけど、そいつら2人とも今回落選しちゃったのが情けなくて仕方ないわ! 実家は小金持ちで昔から手広くやってるけど、いずれ自力で身を立てるのが夢ってとこかしら。以上よ!」

まい
「ほいよー! 最後は2年B組、水無瀬まいだよ! 見ての通り元気いっぱいな女の子だよ! 裏なんて無いさ!! みんな、選んでくれてありがとねー!!」


「うーむ、一通り挨拶するだけでかなりガッツリね」

七緒
「全くです。もう今回は終わってもバチは当たらないんじゃないですか?」

レイ
“まだ何も始まってないですよ!?”


「それじゃあ、おしながきに参りましょーか?」

ルナ
「……待って。ここに出て来られなかったみんなから、一言ずつ預かってきてる」

つばさ
「おお、負け組クソ野郎2名と可哀相なお嬢さんからの」

和馬
「なんでこいつ1位入賞できたんだよ」

まい
「ほいじゃあ、それもここで出しとこーか」





全員に次ぐ。ルナには手を出すな。” 神崎巴(『鈍色』第6位)


読者のみなさん。『トガビト』のみんな。今日は俺の仲間をよろしく頼みます。桜はちょっとキツいこともあるけどいい奴だぞ。レイが喋るときは、みんなちょっと待ってやってくれ。ルナ、知らない奴ら多くてもがんばれよ! 巴は押さえとくから! まい、K点越えには気を付けろよ。 つばさ、お前はどうでもいい――嘘だよ、向こうの女子にも優しくな!” 鳴河大介(『鈍色』第7位)


ま、俺が出たらそっちの主役と被っちまうんな、問題ねーぜ! 大介と格ゲーしてっから、桜、戻ってきたらお前も入れよな!” 清原祐二(『鈍色』第8位)


あらら……まあ、予想できた結果ですね。やっぱりもうちょっと胸が……” 森野璃々子(『鈍色』第9位)





和馬が出られたならいい。てきとーなご飯作って待ってるから、頑張って。” 鳩田くるみ(『トガビト』第6位)


まー順当じゃねーっスかねー? んじゃあっしギャル友と遊んでくっからー、カズっちしっかりやれっスよ。キメキメっ☆” 萩尾恵澪奈(『トガビト』第7位)


蓮ちゃん。今回のことで何かが決まったとか思ったら大間違いなので、よろしくね。” 雪村みこと(『トガビト』第8位)


向こうの悪い子を1人くらいさらってらっしゃい♪” 並坂千鶴(『トガビト』第9位)


読者のみんなの見る目は正しい。和馬、彩音先輩のことは頼んだ。” 井之上亮也(『トガビト』第10位)


お姉ちゃん気を付けて、変なことばっか言ったらダメだよ!” 雄ヶ原悠(『トガビト』第11位)




レイ
“……あの、ところどころ怖いんですけど……”

つばさ
「雄ヶ原さん、雪村みことさんと一体何があったんだい」


「え、あ、あははは!? なんでしょーね一体!?」

和馬
「あー、一応お前らに注意事項が1個ある」

つばさ
「注意事項? ナンパしちゃいけないとか言い出すんじゃないだろうな!?」

和馬
「それは前提だ非常識野郎!!」

七緒
「何なんですかこの人は! そっちにツッコミはいないんですか!?」


「いやホント申し訳ない……まい、お願い」

まい
「とおっ!! 好事魔退散!!」

つばさ
「ぎゃああああああ!!」


「なんと、悲鳴がかぶりましたよ!?」

彩音
「悲鳴とは……こういうことかぁあぁぁあぁあぁぁあああぁぁぁああぁ」


「ぎゃああああああああ!!」

彩音
「こっちも仲良くしようずぉおぁあああぁぁぁぁあぁあぁぁぁああぁぁあぁあぁ」

ルナ
「こわい!!!」


(風切り音、ややあって鈍い刺突音)


「ぎゃああああああああ!? 狙撃されたああああ!?」


「……うちの巴が、不参加決まったとたん『実は弓道部だった』という誰も知らない設定を言い出したんだけど」

征史郎
「これは……弓道の矢じゃないな、なんだこの禍々しいカエシ付きの矢は。射手はただでは死なせない気か」

彩音
「ふふふのふー……弓矢ごときで自分を退散できると思うてかぁ〜〜〜ぎょぼぺらぼびょばんびょらぼびょびょあびょ」

七緒
「落ち着いて下さい西条先輩!! さすがに犯罪です!!」

ルナ
「……(涙目、じっと見つめる)」

和馬
「……あー、分かったよ。ルナ、だっけか? お前の世話係が戻るまで先輩は見とくからよ……ほら彩音先輩、調律グッチャグチャのギターくれてやっから」

彩音
「ぬぐぉ……それは……調律せざるを得ない……たけいめ……策士……」

ルナ
「……あ、ありがと……和、馬?」

和馬
「おー」

七緒
「また幼女に好かれて……」


「いいじゃない向島、ルナに好かれる奴は悪い奴じゃないわ」

七緒
「……知ってますよ、そんなこと」

まい
「おー! なんか交流っぽくなってきたー!!」

つばさ
「そんなわけで雄ヶ原さん、西城先輩!! 僕ともっと交流を深めないかい!?」

彩音
「み ょ う じ で よ ん だ な」

つばさ
「うぎゃあああああああ!!」

レイ
“これは……前途多難そうです!”

改めて、ごあいさつ 


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