おしながき 

おしながき


和馬
「なげーよ!! どんだけインデックスまで時間かかってんだよ!!」


「参ったわね、書いてる奴はもうギブアップ寸前らしいんだけど」

七緒
「鷺ノ宮先輩は今回作者から金でももらってるんですか」


「そんなことないわよ!! あの野郎、せっかくのスマホ版に【ピー――――――――】だもの!!」


「……今のなに?」

まい
「それだけどねーさくりん……今回ちょっと事情がありまして」


「事情?」

まい
「うん、今回、ネタバレ厳禁らしーんだ」

彩音
「なん……だと……?」

つばさ
「マジかい水無瀬……公式コンテンツらしからぬぶっちゃけっぷりがウェブコンテンツの魅力じゃなかったの?」

まい
【オサッシクダサイ――――】

七緒
「何なんですかこのスイッチは!」

和馬
「あー、要するにな、今回合同企画だっつーんで片方しか知らねー読者が来るわけだろ」

和馬
「コンテンツ読んでネタが割れて満足されたら良くないっつーことで、ディレTからの直接のお達しでネタバレ厳禁になったってよ」


「うーん、そうは言っても他のウェブコンテンツは【ピー――――】うお!? また検閲された!?」

まい
「つーわけで、ネタバレに繋がりそうなセリフには容赦なくピーが入るから注意だみんな!」

つばさ
【ピー――――!!】

七緒
「消されるからって最ヤバなネタバレしないで下さい!」

彩音
【ピー――――!!】【ピー――――!!】【ピー――――!!】【ピー――――!!】

レイ
“セクハラは普通に検閲ですよ!!”

ルナ
「……さっきの、お察し下さい、って何だったの?」

和馬
「あー、いわゆる大人の事情についてはピー音の代わりにそれが入るらしいぜ」

ルナ
「………………」

ルナ
「……【オサッシクダサイ――】……ほんとだ」

征史郎
「表現の自由と社会の実情について深く考えさせそうなコンテンツだな」

まい
「やなかんじだな!」

征史郎
「そんなことはないぞ水無瀬さん。アンケートの結果を見ると10代の読者も沢山見ているわけだ。ここで大人の汚い世界の事情を伝えておけば彼らが実社会に出たときにショックを受けることもないだろう」

レイ
“み、皆さん、別に汚い裏事情とかは特にないですからね!?”


「とゆーことは……鼻血出しても今回は輸血はないわね!?」

まい
「ホントだーーーーー!?」

七緒
「何の事だかサッパリなんですが!」

征史郎
「ネタバレじゃないがネタを知らないと意味不明な場合は流されるようだな」

和馬
「……あー、とりあえず、流れ無視して進めんぞ。これが今回のプログラムな」





■『鈍色のバタフライ』紹介


■『トガビトノセンリツ』紹介


■人気投票をふりかえって


■フリートーク


■おしらせ&おいわい





「結構充実してるわね」

七緒
「大丈夫なんでしょうか……」

まい
「七緒っちは心配性だなー。大丈夫、てきとーに盛り上がってればそれだけで楽しい読み物になるって寸法さ!」

彩音
「あとははんにゃまんに脇コチョコチョでもやっとけば完璧なのだー」

七緒
「誰が般若マンですか!!」

つばさ
「いやだね! なんでヤローの脇なんてくすぐらないといけないんです!」


「ははははは」

レイ
“あはは、……?”

征史郎
「ところで、もう充分すぎるほど前置きはやっただろう。進めてはどうかな?」

和馬
「あー、んじゃあ進むか」

まい
「おー!!」

おしながき 


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